【デジモンゴーストゲーム】デジモンの姿かたちは、多様性のメタファーである。【感想・考察】
どうも、ラジオのメール採用率50%ピッタのひゃるカスです。
デジモンゴーストゲームは、期待できる作品です。
優秀な子供向け作品になり得ます。
その根拠述べの記事となります。
ちなみにデジモンに近い濃厚なモンスター×少年が摂取できる「最響!カミズモード」もよろしくお願いします。
もくっじー
- デジモンの現状
マイオナの巣窟です。
偏見激しく歴史を辿ると
デジワー、アド、02で国民的アニメに→テイマ、フロで世代交代失敗→セイバで低迷→クロウォで振り落とし→triは話題になるも失敗→アプモンは俺が抱く→ラスエボ絆、デジアド:、ゴーストゲーム
って感じですね。
液晶玩具はわからないです、いえい!
Q.デジアド:をやった意味とは?
これらを根拠に論説します。
https://hobby.watch.impress.co.jp/docs/interview/1295018.html
「デジモン」リブートプロジェクトが去年1月から会社全体でスタートすることになりました。
初代「デジモン」が発売された1997年から、初代「デジモンアドベンチャー」が放映された1999年ぐらいにはまった世代が、今の20代後半から30代前半のファンの方々なんですが、
https://hobby.dengeki.com/reviews/1165450/
『デジモン』は貴重な玩具発のIPということで、そのポテンシャルを見直そうという流れがありました。
ちなみにバイタルブレスはエリスモンの進化先候補のランナモンを生み出してくれてありがとうな!
バンダイにとって技術力でポジションを築くにはデジモンは良い媒体です。デジモンのIP(intellectual property=知的財産)としての価値が上がればバンダイの信用も上がる。生産性アップ。だから、デジモンをリブートしましょう。デジアド:はそのプロジェクトの先駆けです。
デジモンを市場の広いコンテンツにするため、まず存在を示す。そのためデジアドのネームバリューを使ったというわけです。いわば、客寄せパンダ。豪華絢爛な笹を与えんでも人は見に来ます。ならばコストカットをするが吉。人材育成に使うも吉。で、あの作品です。だから勝手に期待して失敗だの劣化だの文句たらしてるオタクを見ながら呑む酒は旨かったよ、ごちそうさま。でも出されたものに期待するのは普通だから、こんな歪な酒の味を知っている人は少ないに越したことないよ!
でも捨て駒なりに、生産性あることを実行してくれた感謝は述べておこうと思います。例えばグソクモンが動くとか、ファングモンが動くとか、グソクモンが動くとか、グソクモンが動くとか。アニメーションとして動いて地上波に解き放たれるってだけでマイオナの民は絶頂もんですよ。伝わらない、このフィーリングって人はモバマスから始まったデレステの、3Dモデルが踊るモードにスクショ機能がある意味を考えるんだな。
子供の頃デジアドを見ていた層に存在を示したところで、新作アニメでバイタルブレスを連動させて売り上げアップ!って戦略だと推測しました。だから、問いの答えはA.客寄せパンダとして利用するため。です。
Qtriは映画なのになんでアニメなの? A続編アニメで連動玩具を売るため。
Qなんでtriで失敗したのに味を占めたの? Aオメガモンがトレンドに入ればtri一章切りした人の関心も集めてデジモンの存在を思い出してバイタルブレスに手を伸ばしてくれるから。
例えを用いるならば、ドクター・ストレンジです。
原作でマイナーなドクターストレンジが単独映画を作られるポジションに至るには?
マルチバースに便利、ドラマを生み出す舞台装置として便利とアベンジャーズに欠かせないキャラにすることです。
デジアドとアベンジャーズ、大きいものの汁を吸ってゴーストゲームやドクター・ストレンジが数字を稼ぐ。って商売ってことです。
(ちなみにアベンジャーズ全部履修済ってわけじゃねーので間違ってるかもです!ザ・スーサイドスクワッド万歳!)
おまけにバットマンの元息子ってポジションを得てるレッドフードはポテンシャルを持っているからRed Hood and the Outlawsの日本語訳版再版してくれ!しろ!やれ!
- デジモンの意義
企画の人が考えていそうなことはここまで。ここからが脚本家が考えていそうなことを考えます。
歴代におけるデジモンとは?
です。今作、ゴーストゲームにおけるデジモンとは、
- 異文化人(SF的な可能性を含むならば宇宙人)
だと推測できます。
根拠はこちら、https://youtu.be/AL9pmqvMU6U 22:17。
ワイの言語で翻訳させていただくと、「人間世界の常識は、デジタルワールドの非常識」。
これに「デジモン=異文化人」を代入して意訳すると、
「自分の常識は、他人の常識」。
補足すると、日本は少子化が進み、労働力に外国人を雇います。外国人は異なる文化の人。隣人が違う常識を持つ状態で社会貢献を担う未来なわけです。日本の様式美を支える人なんて珍しいってディストピアも予想できます。だから子供に、価値観が違えど、言葉が通じなくても最初にすべきことは攻撃ではなく話し合いだって姿勢を見せんとしているのでは。
ん・・?拳でしかやり取りできないなんて悲しすぎる・・?
超変身!仮面ライダークウガアアアアアアアッ!
そう、デジモンゴーストゲームは仮面ライダークウガです。最後はガバガバアナ◯グラムで締めとさせていただく。
締めません。脱線しすぎ田玄白さんです。
クウガにも共通する今回のテーマは東映が子供に違う形で違う世代に何度でも提供したいメッセージなのでしょう。
- 人を惹きつける要素
- 子供はアギトになぜワクワクする?そう、ストーム、フレイム、トリニティ、マシントルネイダースライダーモード。どれが来るか毎週楽しみだからなのである。子供には難しくてドラマが分からなくても、その予想で夢中になれる。その記号が思い出として残る。それをガンマモンの四つの進化先で再現するのである!そしてそれはバイタルブレスとシナジーがいい。一石二鳥!いい案だね!
- 挿入歌の存在!面白いって、制限と解放でできてるんですよ。ウルトラマンが毎回くだらん敵に変身時間無制限で戦えるとしたら?アギトに常時believe yourselfが流れていたら?プリキュアが変身して変身前より地味な色合いになったら?制限された時間の中の変身、変身の異質感の聴覚的な表現、暗によって増すきらびやかさ。現実と非現実のメリハリをつけるに挿入歌はいい文明。いい文明!
- 数字を狙うならもっとアギトみたいな連続ドラマの詐欺展開で視聴率至上でもいいのにそれを選ばず子供に向けた道徳を第一に掲げ、シリーズの定説通りの構成にしているところの信頼感!
- 序盤はデジタルワールドへ行く、という着地点の提示やテイルモン的な存在で謎かけしている今後の展開への安心感!見切り発車でない安心感!まるで終盤まであかつき号事件の詳細を考えていなかったアギトとは大違い!
(アギト好きだなこいつ・・)
- 総括、あんどそーおん
2話が素晴らしかった。
言葉や常識が通じないのは敵に見えるマミーモンだけではなく、ガンマモンもまたという点に「この作品は二元論を脱したドラマだ」って期待感が生まれ、進化に「その常識外れのガンマモンの言語に寄り添う」ってカタルシスを持ってきたことに感銘を受けました。その情動を糧にこの記事ぺろっと書いてしまったまでです。
この先どう転ぼうと、今後ワイの人生においてゴーストゲーム2話はセイバ13話並みに心に刻まれることは揺るぎない事実です。
総括:期待できるぞ!
2021-10-11